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天気の悪い日にその土地に行ってみる
これ、けっこう重要なんですが、実践している人はあまりいないと思います。
特に大雨の日がお奨め?です。(笑)
そこが周囲より低くなっている場合には必ず水が集まってくることになります。
これは目で見てもわかならない場合がありますから要注意です。
ひどい例としては、玄関前の道路部分に水たまりができてしまう、なんてこともあります。
そうでなくても、周囲より低い場所に半地下の車庫を作ったりでもしたら悲惨です。
まあ、専門家がその点に気づかずに住まいができてしまうことは希でしょうから、計画段階にNGと言われるとは思いますが。
また、こういう場所は地下水位が高いことも多いので、地下室を作る場合も他の場所より費用がかかることが予想されます。
これらのことに限らず、条件の悪い日にその土地に行ってみると、思わぬトラブルに気づくことがあります。
高い買い物をするのですから、これはぜひ実践しましょう。
その土地の水道の供給関係を確認する
水道がどのような状態でその土地に引き込まれているかを調べるわけですが、これは非常に大切です。
なぜなら、工事負担金がかかる場合はすぐに数10万円というお金が必要になるからです。
これはけっこう盲点で、工事完了間際になって工務店の方から「実は負担金がかかるんです」と言って、見積もりに入っていない代金を請求される場合があります。(たいていの場合、別途工事という項目の中に負担金があり、金額は明記されていません。)
どんな場合にこんなことが起こるかというと
1.水道がまだ引き込まれていない。
2.水道は引き込まれているが、管径が13mmと細い。
その土地に水道が引き込まれていないなら、これはもう仕方ないです。
お金を払って引き込んでもらうしかありませんね。
そして、この13mm管で引き込まれている場合ですが、これははっきりいって使い物になりません。
最近の住まいではお湯・水を大量に使います。
快適な生活を望むのなら20mm以上の管径は必要です。
13mm管では、夜にシャワーを使おうとしたら水がチョロチョロ、という感じで湯沸器に点火さえしない・・・という事態になりかねません。 つまり、新たに本管から引き込み直さねばならないことになります。
通常の土地取引の場合、これらは重要事項として説明されるはずですが、ただ聞き流してしまうと、あとで思わぬ出費を招くことになります。
工事完了後に請求が来て相談する方が多いのですが、この時点ではもうどうしようもありません。
これを回避するには土地売買の契約時に注意しておく必要があります。
実用に耐えうる水道管(20mm管)の引き込みをした上で土地の引き渡しをしてもらうということを契約に盛り込むしかありません。
土地の売買契約を結ぶ際にはどうかご注意のほどを・・・。
その土地の下水の状態を確認する
下水の本管が前面まで来ていて生放流(家庭の汚水をそのまま流すこと)できるかどうかを確認しておきます。
生放流ができなければ浄化槽が必要になり、当然コストがかかります。
それに、浄化槽を設置するのは家庭用の5人槽でも1.5m×2.5mぐらいの場所が必要となるので注意が必要です。
せっかくの庭が・・・
玄関ポーチの横に・・・
なんてこともありますので。
また、浄化槽と住まいの間隔があまりとれない場合には基礎を深くしなければなりませんが、これにもコストがかかります。
その他その土地についてできる限りの調査をする
その土地のことについて話を聞ける人(その土地の近所に住んでいる人など)がいれば話を聞いておくことをお奨めします。
よくあるのは、昔は田んぼや沼だったという土地。
造成がずさんで建物が沈下してしまう場合もあります。
よほどひどい土地物件でもない限り、地盤改良を行ったり、基礎をしっかり作ることで対処できる場合がほとんどだとは思いますが、その分余計な費用がかかってしまうことになります。
どうしてもその土地が気に入ってしまった場合はそういったことを覚悟して住まい作りにのぞむ必要があるというわけです。
また、その土地の近所に何か問題がないかどうかということも、これからずっと住んでいくことを考えるととても重要なことですね。
その土地にハートマークになってしまった時こそ、もう一度冷静になって考えることが大切です。 |
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