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木の住まい
「木」は住まいの材料としてはとても優秀です。
その軽さゆえに単位重量あたりの強度は鉄やコンクリートなど他の材料をはるかにしのいでいます。
また、その調湿作用も注目に値します。
住まいができてからも、生きてずっと呼吸をし続け、室内の湿度が高くなってくれば水分を吸い、湿度が低くなれば水分を放出し、湿度を一定に保つ働きをします。
それからあの何とも言えぬいい香り・・・。
それだけでちょっとしたアロマテラピーといえませんか?
残念ながら、新建材に包まれた住まいでは味わうことはできませんが・・・。
木造の住まいは本来は「木の住まい」のはずなのですが、ほとんどの住まいで実際に無垢の木が使われている部分は土台、柱、梁だけで、しかもそれらは様々な建材に覆われ、奥に隠されてしまっています。
床はフローリング、壁・天井はビニルクロスで柱・梁はいっさい表に出さないという内装が住まいの大部分を占めていると思います。
その活躍の場はもっぱら真壁の和室だけ・・・という寂しい状況ですね。
従って、その調湿作用も芳香作用もあまり注目されなくなってしまいましたが、これらを積極的に活用するのが健康住宅のポイントです。
ここでは水廻りを除いては真壁を採用し、柱、梁(もちろん檜です)の姿を楽しめるようにし、床にも無垢の杉板を使っています。
杉は柔らかいので傷がつきやすく、床暖房の上に敷いているので狂いも出やすいです。
そんなデメリットは全て飲み込んでもらい?、とにかく木に包まれた生活を謳歌できるようにしました。
これは建主の考え方ひとつ・・・と言ってしまえばそれまでですが。
珪藻土
珪藻土とはプランクトンの死骸が海底や湖底に長年にわたって堆積してできた粘土状の泥土で、かなり前から健康材料として注目されていましたが、最近は施工も簡単になり価格も安くなってきたので、多くの住まいで採用されています。
その効用は有害物質の浄化と調湿作用にあります。
シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを吸着除去分解します。
また、室内の湿度が高くなると湿気を吸収し、乾燥すると水分を室内に放出します。
健康住宅を作る上でなくてはならない材料となっています。
ここでは建主自らがワラを切って珪藻土に混入し、壁の表情にオリジナリティを求めました。
わざわざ取り寄せたワラももちろん無農薬栽培品です。
給水・給湯管について
健康対策として給水管と給湯管にステンレス管を使用しました。
従来の配管では老朽化による飲料水の汚染などが問題になりますが、ステンレス管は寿命が長く、ダイオキシンを排出しないなどの利点があります。
コストは余計にかかりますが健康住宅ではぜひ採用したいアイテムですね。
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