スポンサード リンク
1階が隣家の影響で日照が期待できないので、2階にリビングスペースを持ってきました。
その恩恵でこのような吹抜を作ることができました。
奥が食事スペースで、その左がキッチンです。
食卓に座っている人は、会話が途切れると、みな思わず上を見上げてしばしの間ぼーっとするとのこと。
おかげで意味もなく長居をする客人が続出・・・。
設計者としては、してやったり・・・という感じでしょうか。 |
|
床は無垢の杉板張り。
壁は腰までが杉板で、その上は珪藻土塗りです。
ただし、外部に面していない壁は天上まで杉板張りの部分があります。(写真の左側の方です。)
珪藻土にはワラを混ぜて表情に変化を持たせるようにしています。
これは建主が自分で取り寄せたものを自らハサミで適当な大きさに切って混入したものです。
苦労したかいがあってなかなか素朴で味のある質感が出ています。
このリビングのように高さのある空間の照明は天井にはつけられません。
距離があると充分な照度が得られないということもありますし、なにより電球の交換が命がけ?になるからです。(笑)
梁につけたスポットライト、桁(外廻りの壁を支える梁)部分に作り込んで天井を照らす間接照明がメインの照明になっています。
照明器具の数は多くなりますが、ひとつひとつの器具の値段はそうは高くないのでコストアップにはなりません。 |
|
2階なのでもちろんリビングに庭はとれません。
そこでリビングスペースにL字型に囲まれた5畳ほどの広さのデッキを、リビングとの連続性を持たせるように設けました。
戸建ての住まいなのに土に触れることのできる庭がリビングに接してとれないのは残念ですが、バルコニーガーデニングは充分に楽しめます。
開口部は木製の断熱サッシにしています。
舶来物には比較的安いものもあったのですが、塗装に有害な物質が使われている可能性があったので、信頼のおける国産品を使用しています。
よって、けっこうコストがかかっていますね。(^^;
写真の左側の部分は隣家がかなり接近してきていますので、手摺の上に1本木材を通し、ここに目隠し用のすだれなどを取り付けられるようにしました。
このバルコニーからこちら側(今、私たちがいる方です)は東南方向になりますが、見事な緑の借景を楽しむことができます。 |
スポンサード リンク
|
|