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パンテオン
初代ローマ皇帝アウグストゥスの養子のマルクス・アグリッパによって、紀元前27年ごろに「全ての神々の神殿」として建てられました。
現存しているのはその後の紀元80年の火災で焼失したものをハドリアヌス帝が建て直したものです。
ローマ時代には円堂形式の殿堂も早くから造られましたが、その中でもっとも壮大で独創的な神殿です。 |
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人間を圧倒するかのような巨大な柱は典型的なコリント式オーダーです。
構造はコンクリート造で、当時としては最高水準の技術が駆使されていますす。
ただ、コンクリートといっても、セメントに骨材(砂とか砂利)を混ぜたもので、鉄筋は入っていません。
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内部は直径43m、頂部に直径8.9mのオクルス(眼)と呼ばれる天窓が空いています。
ここにはラファエロをはじめ、バルダッサーレ・ペルッツィ、タッデオ・ズッカリなどの芸術家のほか、統一イタリアの初代国王・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世やウンベルト1世夫妻の墓などもあります。 |
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ティトゥスの記念門
フォロ・ロマーノ内にあり、ローマにおいて保存されている最も古い記念門で、81年に建造された初期のものです。
ドミティアヌス帝(A.D.81-96)によって、父ウェスパシアヌス帝と兄ティトゥス帝のために建てられました。
中央に一つだけの通路を持つ一門式凱旋門です。
内側には当時のエピソードを示すレリーフが残っています。 |
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コンスタンチヌス帝記念門
312年に建造され、ローマの記念門としては後期のものになります。
高さ21m,巾25.7m,奥行7.4mあります。
記念門としての様式は完成度が高く、後世によく引用されました。
3つの通路にアーチで架けられている三門式の凱旋門です。
上のティトゥスの記念門に比べると、かなりスケールが大きくなり、装飾も複雑になってきているのがわかりますね。 |
コロッセオ
72年に建造された 1階から3階までの柱は順にドリス式、イオニア式、コリント式となっており、最上階はコリント式のピラスター(付柱)と言う構成になっています。 |
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コロッセオの内部。 |
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フォロ・ロマーノ
ローマのほぼ中央に位置し、カピトリーノの丘とパラティーノの丘に挟まれた窪地に広がっています。
「フォロ」とは公共広場を意味し、「フォロ・ロマーノ」は古代ローマの政治、文化、経済の中心地でした。
今も石造りの神殿、建物、門、柱などが残り、とにかく、眼前に紀元前6世紀の歴史が展開する様は圧巻です。 |
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パラティーノの丘
パラティーノとは「宮殿」を意味し、ここらへんは貴族の豪華な邸宅が多数あったところです。
一帯には草が生い茂り、とてものどかな雰囲気でした。
ここに立っていると、ローマ時代の貴族の裕福な生活が思い起こされるようです。 |
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